都会での人混み、右に避けたら相手も右に・・・。すぐにお見合いになってしまって思った方向に歩けない。そんな悩みを持つ人は意外と多い。
行きたい方向にまっすぐ歩きたい。せめてお見合いにならないようにうまく人を避けて歩けるようになりたい。そう思う方にお伝えしたいのは「視線がポイント」ということです。
地方から出てきた私が新宿駅の人混みの中で気づいたある方法を使うと、人混みをスムーズに歩けるようになります。
「視線がポイント」と言っても、10メートルくらい前に視線を置いて、周りをよく観察して歩きましょう、といったことではありません。
ぶつからないでうまくすれ違えるようになるだけでなく、前方から自分に向かって歩いてくる人を、あたなたの思い通りに操り、右に左に避けさせることができるようにもなります。ちょっと失礼な言い方ですが、前から来る人を「うまくさばいて」まっすぐに歩けるようになれる方法です。
この記事ではそんな方法をお伝えしたいと思います。
[PR] 本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。ただし記事本文は広告案件としてではなく、筆者の知見と経験をもとに中立な立場で執筆するよう心がけています。
行きたい方向を目玉でしっかりと伝える
初めに結論をお伝えします。人混みでまっすぐ歩くコツは、あなたに向かって歩いてくる人に、あなたが行きたい方向を、あなたの目玉を使ってしっかりと伝えることです。
人混みでお見合いになってしまうのは、その人とうまくコミュニケーションが取れていないのが最大の理由です。あなたが右に避けたいと思っているのに、その意思が相手にしっかりと伝えられないので、相手も同じ方向に避けてしまうのです。
相手だってお見合いになりたいとは思っていません。このため、あなたがしっかりと「私は右に避けます」ということを伝えることができれば、相手はあなたの左側に進路をとって進んできます。そのことを確認したら、あなたはその意思を曲げず、思った方向にまっすぐと歩いていけば良いのです。その意思が固いことを読み取った相手は、自分の進路を修正し、あなたを避けて歩いてくれます。
- 10メートルくらい前を見る感じで視線を上げ、向かってくる相手がいないか確認しながら歩きます。
- あなたの進路を邪魔しそうな人が向かってくることを確認したら、その人と視線を合わせます。
- あなたがどちらがわに避けたいのか決めます。(ここでは右側に避けたいとします)
- 相手の目を見た後、その人の右側(あなたの行きたい方向)に視線を向けます(目玉を右に動かします)
- あなたが視線を向けた方向に向かってまっすぐ歩きます。(キョロキョロしません)
そのための方法を順を追って書くと次のようになります。
補足を含めてステップごとに説明します。
10メートルくらい前を見て歩く
まず第一に、顔を上げてまっすぐ前を向いて歩くようにしてください。スマホを見ながら歩いたり、地面に視線を落として歩いたりはしません。
そうすることで周りの様子がよくわかるようになるということも、もちろんあります。ただ、目的は別にあります。
周りにいる人、特にあなたに正面から向かって歩いてくる人に、あなたの目をみつけてもらうこと、これが真の目的です。
向かってくる人と視線を合わせる
あなたの歩く進路上に入ってくる人を見つけたら、その人と視線を合わせるようにじっと見ます。
その人がスマホに夢中なんてことがなく、前を向いて歩いている人であれば、相手も周りの人にぶつからないようにしようとしています。「あなたの目」がその人の視界に入ったら、その人は情報を得ようと、特に意識もせずに、あなたの目を見てきます。
この瞬間、あなたは「視線があった」と感じることになります。そしてお互いにアイコンタクトが取れた状態となり、情報交換の準備が調います。
行きたい方向に視線を向ける
あなたに向かってくる人は、あなたにぶつからないように、さまざまな情報を収集しています。そして得られた情報をもとにあなたがどのように動こうとしているのか、推測しようとしています。
そのことを意識的に利用し、推測し間違えようのない答えを相手に伝えましょう。
やり方は簡単です。アイコンタクトが取れた瞬間、あなたは行きたい方向に視線をずらすだけです。
具体的には、例えば、もしあなたが相手を右側に避けたいとします。相手があなたの視線に気づいたなと感じた時に、相手の右側約2メートルくらいの場所に、すっと視線を移します。この時、顔全体を動かさずに目玉だけ動かすことがコツです。
相手からみると、前から向かってくる人(あなた)に気づいた瞬間に、相手の目がすっと左に動いたように見えます。
これにより、あなたに向かってくる人は、あなたが右の方に(相手からみると左の方に)行こうとしているのだなと感じて、特に意識することなく右の方(あなたからみると左の方)に進路を取ることになります。
あなたがすることは、自動車が行きたい方向にウインカーを出すように、右に行きたければ右に、左に行きたければ左に目玉を動かすだけです。これだけで、相手に自分の意志を伝えることができるようになります。
視線を向けた方向にまっすぐに歩く
意志を伝えた後にすることは、目玉ウインカーを出した方向に正直に動くことです。
目玉ウインカーを出した方向に実際に例えば右に動けば、向かってくる相手は少しだけ左に避けてくれます。
目玉ウインカーを出したのにまっすぐ突進していった場合は、相手は、あなたが意思表示したのとは逆の方向に大きく避けてくれます。
コツは、あなたが優柔不断に進路を変えようとしたり視線をキョロキョロしないことです。
これらは誤った新しいメッセージを相手に伝えてしまうことになり、相手の決断を迷わせることになります。その結果は道路上の「お見合い」です。
目玉ウインカーが機能する理由
なんとなく視線を感じる、そう思ったことはありませんか。私たちは相手の瞳の動きにとても敏感に反応する動物です。相手が自分の身体のどこを見ているのか、瞳のわずかな角度の違いで見分けることすらできます。
目は口ほどに物を言うという通り、目線を合わせて頷くだけで意志を伝えることができます。この能力により目配せだけでコミュニケーションをとり互いに協力して獲物に忍び寄り仕留めることができ、私たちの祖先は生き延びてきた歴史もあります。
都会の雑踏を歩く時、多くの人は周りの人にぶつからないように歩こうとします。この時、人は無意識にさまざまな情報をかき集めて処理し、周りの動きを予測しています。
その判断材料の一つが、視線の方向です。顔の向いている方向や目の動きを組み合わせて行動を予測しています。
人は歩いている時、基本的には行きたい方向の少し先を視線で追っています。つまり、自分に向かって歩いてくる人が、右に避けようとしているのか、左に避けようとしているのかは、相手の視線の方向を見ればある程度予測することができます。
目玉ウインカーは、そのことを逆手にとって、無意識にではなく意識的に目玉を動かすことで、相手に明確なメッセージを届けるテクニックです。
これにより、車のウインカーのように、自分の進む方向を相手に間違いなく伝えることができます。
目玉ウインカーが機能しないケース
目玉ウインカーが使えるようになると、自分は行きたい方向にまっすぐ歩いていくだけで、こちらに向かってくる人を気持ちが良いくらい思い通りに右に左に動かせるようになります。
ただし、向かって来る人があなたにぶつかりたくないと思っていることが条件です。稀に避ける気が無い人や前を見ていない人もいます。そんな場合は意地を張らずあなたの方から避けるようにしてください。意地をはってトラブルになってもいいことは一つもありません。
また、初詣の雑踏のように皆が同じ方向にゾロゾロと歩いている場合や、お祭りの雑踏のように立ち止まったり複数人で固まったりしている人の多い雑踏ではうまく機能しません。
まとめ
巨大なターミナル駅やスクランブル交差点のように、多くの人がある程度の距離を保っていきたい方向に歩いているような雑踏の場合は、目玉ウインカーがとてもうまく機能します。是非試してみてください。
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