漆喰の壁にポスターを貼る:傷つけたくないならこのテープ

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ラフ仕上げの漆喰壁には難点が一つあります。
表面がデコボコなのでテープがうまくつかず、ポスターやカレンダーを貼ってもすぐに剥がれ落ちてしまいます。

ビニールクロスの壁では大活躍していたコマンドフックやコマンドタブなど全く役に立ちません。

もちろん、漆喰壁は石の様に見えて案外柔らかいので画鋲が使えます。
押しピンで止めればOKなのは重々承知。
でも小さな穴とはいえ漆喰の壁を傷つけることはしたくない。。。

そんな悩みをお持ちの方にお勧めするのは「養生テープ」です。

[PR] 本記事にはアフィリエイト広告を掲載しています。ただし、記事本文は広告案件としてではなく、著者の実際の経験をもとに中立な立場で記載しています。

目次

2年住んだ経験:漆喰に貼るなら養生テープがいい

養生テープは、貼って剥がせるガムテープ

養生テープを一言で紹介するなら「貼って剥がせるガムテープ」。マスキングテープとも言います。

引っ越し業者が作業をするときに壁や床が傷つかないように養生(保護)する目的でプラダン(プラスチック製の段ボール状の板)を設置することがあります。この時プラダンを固定しているガムテープが大抵の場合この養生テープです。

薄いフィルム状のテープで、貼った時はしっかりと固定することがきるテープです。縦横に繊維が織り込まれており、布ガムテープと同じように、指でまっすぐに切ることができます。通常の粘着テープとしても使え、大変使い勝手の良いテープです。

ホームセンターやコンビニで数百円で購入できます

ホームセンターなどで購入することができます。最近ではコンビニでも梱包用品として売られており、簡単に入手することができます。

色はほとんどの場合、乳白色か緑色をしています。見た目の形状や大きさはガムテープに似ており、紙管の芯にテープが巻かれています。一巻数百円で購入することができます。

もちろんネットでも質の良い商品が販売されています。

参考商品:寺岡製作所 養生テープ 50mm×25m 厚み約0.13mm 透明 TO4100T−25 1巻

masking tape photo

漆喰壁にもしっかりと貼りつきます

粘着力の弱いテープですぐに剥がれてしまうのではないか。ところが、意外としっかり貼りつきます。

養生テープは薄くてしなやかなため、貼った後、テープの上を指で擦るようにしっかりと押し付ければ、漆喰の凸凹に沿って貼り付きます。

重いものの固定はできませんが、ポスターのような薄い紙であれば問題なく固定することができます。

白のテープは透明に近く、掲示物を貼っても目立ちません

流石に緑のテープを使うと、工事現場か引っ越し現場のような雰囲気が醸し出されることになることでしょう。しかし、ホワイトのテープは、乳白色か、もしくはほぼ透明に近い白です。

縦横に織り込まれた繊維のおかげでてでもまっすぐ90度でちぎれますので、例えば正方形に切り取り、掲示物の四隅をとめれば、テープが目立つことはほとんどありません。

masking tape photo
透明タイプでポスターを貼ってみました。見える?

剥がした時のダメージはほとんどありません

テープを剥がしたときに壁紙がめくれてしまったりすることはありません。
粘着力は弱いテープですので簡単に剥がすことができます。跡形はほとんど残りません。というか貼ってあった場所を見つけるのは困難でしょう。

漆喰表面は滑らかではなく多少粉をふいている状態です。剥がしたマスキングテープにはうっすらと白い粉が付着しています。

全くダメージがないかというと、そうではないと思いますが、表面に浮いた粉が掃除される程度ですみます。

長期間の掲示でもダメージは最小限です

粘着テープは、貼った直後は剥がせても、長時間が経つと、粘着剤が浸透して剥がれなくなったり、糊あとがついたり、場合によっては壁が変色してしまったりすることがあります。

マスキングテープも基本的には同様と思われますが、少なくとも筆者が2年近く貼りっぱなしだったポスターを剥がしたときには、壁に糊あとや変色は見られませんでした。

養生テープのブランドや漆喰壁のメーカーによっても状況は異なると思いますが、基本的に安心して良いものと思います。

追伸:
我が家も3年が経過しました。新築時に貼り付けたポスター。一部剥がしてみることにしました。
その結果は。。。 綺麗にはがれました! 特に糊残りもなく、壁に変色もありません。このテープ、予想以上に優秀でした。

追伸2:
前回の投稿からさらに2年が経過しました。新築時にポスターを貼ってから5年になります。
先日、ポスターが立て続けに2枚剥がれました。テープの状態を見ると、剥がれたテープにはうっすらと漆喰の粉が付いた状態になっており粘着性を失っていました。壁側の状態を確認したところ、ダメージはほぼ無いに等しく、どこにテープが貼ってあったのか判別できない状態でした。

ただし、ポスター側にはテープがしっかりと貼り付いていました。剥がしたところ、ポスターの表面の印刷がテープ側に分離して剥がれました。養生テープは紙の印刷物に直接貼ると経年劣化で剥がれにくくなるようです。ポスター側のダメージを抑えたい方は、さらに粘着の弱いテープを先に貼って保護するなどの対策を取ってください。

我が家には4枚のポスターが養生テープで貼られていますが、そのうちの2枚が5年で剥がれました。養生テープでのポスター固定の寿命は5年程度と考えるのが良さそうです。

とはいえ、ポスターを貼ったときに5歳だった子供はもう10歳、このポスターからもそろそろ卒業です。
仮にずっとポスターを貼っておくとしても、5年間で1回貼り直すかどうか。壁側のダメージはほぼないことを考えると、今でも養生テープでのポスター固定はおすすめの方法だと思います。

まとめ

ラフ仕上げの漆喰壁にポスターを貼りたいなら、お勧めは養生テープです。是非お試しください。
寺岡製作所 養生テープ 50mm×25m 厚み約0.13mm 透明 TO4100T−25 1巻



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この記事を書いた人

ガイドのひろです。私は、新築で購入した高層階のタワーマンションを2年で売却。売却益を加えて購入したマンションを4年で売却したのち、土地を購入して漆喰仕立ての3階建て注文住宅を建てました。
一生に三度の自宅購入の経験をもとに住まいと暮らしに関する情報をお届けします。

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