タワマンの営業が教えてくれたマンション選びのポイント

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筆者がマンションを購入したときに最も考慮したこと。それはリセールバリューです。

マンションは一種のババ抜き。終の棲家として購入するものもではない、というのが筆者の考え方です。住んでいて便利で心地よい。それに加えて、資産価値が落ちにくく、手放したいと思ったときに早く高値で売却することができる。そんな物件があれば、資産として購入する価値はあります。

この記事では、筆者が住み替え先を探してタワーマンション巡りをしていた時、とある営業が力説されていたことを共有します。

タワマンは玄関が命

「玄関に高級感があること」がマンションを選択するときに一番大事なことだとその営業が教えてくれました。

人の第一印象は3秒~7秒で決まってしまうといいます。しかもそのうち55%が視覚情報といわれています。つまり、玄関のドアを開けて中に入り、その空間や窓の大きさ、色合い、受付やエレベータの位置、置かれている家具やオブジェなどを認識しようと視線を走らせた瞬間にその建物の第一印象、つまり評価がほぼ決まってしまうということです。

玄関での印象が良ければ、その後の体験に期待感が増し、出会う人の印象が変わり、七難をも隠してしまうのです。

お客様が見るのは玄関

訪問されたお客様は、玄関のインターホンで住人に連絡し、住人がエレベータで1Fに降りてくる間の数分間を玄関ホールで過ごします。そしてその後、お客様をエレベータホールより先にご案内することは実はそれほど多くありません。

ゴルフに出かけるご主人を迎えに来たお勤め先の方、お子様のお友達の親御様、自宅まで送っていただけたご友人など、ほとんどの場合エレベータホールより手前で対応することになります

しかも、この玄関ホールは入居者の共有設備であるため、自治組合に無断でその様子を変更することはできません。

玄関の印象は、そのままお宅の印象となりますので、しっかりと見定める必要があります。

さらに、玄関の印象は、将来住戸を売却する時期が来た時にも非常に重要な役割を果たします。玄関が豪華で手入れが行き届いており清潔感と高級感を感じられることで、購入希望者は「いいマンションそうだ」という期待をします。この期待感により高値での価格を受け入れやすくなるという効果が期待できます。

低層マンションでも玄関は重要

玄関の印象がマンションの第一印象を決め、リセール時の売却価格維持にも貢献することは低層マンションでも同じです。特に相場よりも高価格な高級志向のマンションでは重要な要素となります。

マンションを中古で売却する際には、間取りは広さを周辺の相場や公共交通機関からのアクセスのしやすさから、成約価格はほぼ決まってしまいます。その中で共用部分の玄関の印象が良いことは早期売却につながる要素となりえます。

ただし、低層マンションの場合、その規模にふさわしくないほどの豪華な玄関になっていないかはよく確認することをお勧めします。過度な照明や植栽、水景施設、高価な家具は、メンテナンスコストがかさみ一住戸あたりの管理費や修繕積立金の高騰を招く可能性があるためです。

まとめ

マンション。特に高級路線のタワーマンションなどを新築で購入する場合には、豪華な装飾が施されたモデルルームのイメージだけに舞い上がらず、庭、玄関、植栽など共用施設の状況もよく確認して選択することをお勧めします。
素敵なご自宅に出会われることをお祈りします。

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この記事を書いた人

ガイドのひろです。私は、新築で購入した高層階のタワーマンションを2年で売却。売却益を加えて購入したマンションを4年で売却したのち、土地を購入して漆喰仕立ての3階建て注文住宅を建てました。
一生に三度の自宅購入の経験をもとに住まいと暮らしに関する情報をお届けします。

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