クローゼットに入らない服、どうしてる?衣類保管サービスを徹底比較

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「クローゼットに入りきらない服、どうしていますか?」
服の数が増え、特に季節ごとの入れ替えが必要になると、自宅の収納だけでは足りなくなることも。そんな悩みを解決する選択肢として、今注目されているのが「衣類保管サービス」の活用です。

子どもが成長するにつれて洋服や学用品がどんどん増え、自分の服は後回し。気づけば、毎朝の服選びすらストレスになっている――そんな悩みを抱えているご家庭は少なくありません。
特に都市部の限られた居住スペースでは、「服の収納場所が足りない」問題は深刻です。

こうした背景から、今注目されているのが「外部のクローゼット」として使える衣類保管サービスの活用です。自宅の収納を圧迫する衣類を外に預けることで、クローゼットにゆとりを取り戻し、日々の暮らしを整えることができます。

とはいえ、衣類保管サービスにも種類があり、

  • クリーニング業者が提供する「クリーニング+保管サービス」
  • 宅配型トランクルームにクリーニングを組み合わせる「宅配型+オプションサービス」

の2つが主流です。どちらが良いかは、ご家庭の状況や利用目的によって異なります。

この記事では、それぞれのサービスの特徴を丁寧に比較しながら、「自分たちにとって最適なサービスとは何か?」を明らかにしていきます。収納スペースと日常の快適さを両立したい方のために、コスト面と利便性のバランスが取れた選び方をご案内します。

[PR] 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。ただし、記事本文は広告案件としてではなく、中立な立場で執筆するように心掛けています。

目次

クローゼットに服が入りきらない!その悩み、どう解決する?

服が多すぎると感じたら試したい収納の工夫

クリーニング業者が提供する衣類保管サービスは、「クリーニング後にそのまま保管する」という流れが基本です。主に衣替えの時期などに、シーズンオフの衣類をまとめて預けるケースが多く見られます。

代表的なサービス

特徴

  • 衣類をまとめて送付 → 業者がクリーニング → 保管(最長6〜11ヶ月)
  • 保管中は基本的に出し入れ不可(返却は一括が基本)
  • パック料金制(5点/10点単位)で、クリーニング費と保管料込みの明確な価格設定
  • 温度・湿度管理された倉庫で保管

こんな人に向いています

  • 衣替えのタイミングで、まとめて服を片付けたい
  • 預けた服はシーズンまで戻ってこなくてOK
  • 費用を抑えつつ、クリーニングも任せたい

宅配で服を預けるサービスとは?

minikuraやサマリーポケットに代表される「宅配型トランクルームサービス」は、衣類を含むさまざまなモノをボックス単位で保管できるサービスです。スマホで預けたアイテムを写真管理できるなど、デジタル時代の収納スタイルとして注目されています。

これにクリーニングオプションを組み合わせることで、衣類保管専用サービスとして活用できます。

代表的なサービス

特徴

  • 専用ボックスに衣類を詰めて宅配便で送付
  • スマホ上で写真・タグ付きで管理できる
  • 出し入れは1点単位で可能(アプリ操作で返送依頼)
  • 保管期間に上限がない(ずっと預けてもOK)
  • クリーニングはオプション(1点ごとに申込・別料金)

こんな人に向いています

  • クローゼット代わりに日常的に使いたい
  • 預けた服をいつでも出し入れできるようにしたい
  • 手持ち服の「見える化」をしたい
  • 家の中に収納を作る余地がない

あなたに向いているのはどっち?衣類保管サービス診断チャート

衣類保管サービスには2つの主要タイプがあり、それぞれに強みと適した使い方があります。以下のチャートをたどることで、ご自身やご家庭の状況に合ったサービスタイプがどちらか、簡単に見極めることができます。


診断チャート

Q1. 衣類のクリーニングも同時に済ませたい?
├─ YES → Q2へ
│ ├─ Q2. 預けた服はシーズン終了まで戻らなくても大丈夫?
│ │ ├─ YES → 【クリーニング+保管サービス】がおすすめ
│ │ └─ NO → 【宅配型+クリーニングオプション】がおすすめ
└─ NO → Q3へ
├─ Q3. 預けた服を必要に応じて取り出したい?
├─ YES → 【宅配型トランクルーム】がおすすめ
└─ NO → 【クリーニング+保管サービス】でも問題なし

解説:それぞれの判断ポイント

  • クリーニング+保管サービスが向いている方
     →「とにかくまとめて出してまとめて戻したい」「できるだけ安く済ませたい」「衣類のメンテナンスも任せたい」
  • 宅配型+クリーニングオプションが向いている方
     →「預けた服を必要な時にすぐ取り出したい」「保管中の服を見える化しておきたい」「収納を外に作りたい」

料金で比較!衣類保管サービスはどれくらいかかる?

衣類保管サービスを選ぶ際に、やはり気になるのが「総額でいくらかかるのか」という点です。ここでは、衣類5着を11ヶ月間保管し、クリーニングも利用した場合の費用を想定して、主要サービスを比較します。


比較の前提条件

  • 衣類5着を預ける
  • 全てクリーニングを希望する
  • 保管期間は11ヶ月間

比較表:5着・11ヶ月利用時の料金(概算)

サービス名1着あたり保管料1着あたりクリーニング料5着の合計費用(概算)備考
せんたく便0円(保管込み)2,416円(パック単価)12,078円パック料金制。返却は一括。
白洋舎(季節保管)220円550円3,850円価格は衣類の種類によって変動。
フランス屋0円(保管込み)2,200円(パック単価)11,000円返却は一括。抗菌加工込み。
デア0円(保管込み)1,996円(パック単価)9,980円コスパ重視のパック制。
minikura(ミニクラ)550円990円7,700円月額保管料換算。1点ずつ出し入れ可。
サマリーポケット695円990〜1,276円8,425〜9,855円管理アプリあり。返却送料が別途必要。
CARAETO(カラエト)581円0円(クリーニングなし)2,905円保管のみ。クリーニング希望時は非対応。
AZUKEL(アズケル)968円0円(クリーニングなし)4,840円保管のみ。返却送料が別途。

※料金は、2025/6/1現在の情報をもとに当サイトが独自に調査した概算値です。実際の利用料金は公式サイトにてご確認ください。

分析ポイント

  • 最安値は白洋舎の季節保管プラン:1着ごとの保管・クリーニング単価が安く、パック制でない分柔軟。
  • フランス屋・せんたく便はパック制で手軽:申し込みが簡単で、衣替えの時期にまとめて出す用途に最適。
  • 宅配型はやや高めだが利便性あり:アプリ管理・1点取り出しなど機能性が高く、収納の外部化に向く。

料金面では「クリーニング+保管サービス」がコストパフォーマンスに優れますが、機能性や使い勝手は宅配型に軍配が上がる場面も多くあります。

宅配型トランクルームの使い方と注意点|実際の使い勝手で比較

料金だけでは判断できないポイントの一つが「日常的な使い勝手」です。宅配型トランクルーム(例:サマリーポケット・minikura)は、保管サービスとしてのコストはやや高めに見える一方で、使い方の自由度や管理のしやすさに大きな強みがあります。


アプリで管理、1点単位で取り出せる便利さ

アプリで写真付き管理ができる


衣類を預けた時点で、スタッフが1点ずつ写真撮影をしてくれます。その写真はアプリ上に登録され、「今なにを預けているか」が一目でわかるようになります。

これにより、

  • 同じ服を二重で買ってしまうことを防げる
  • 外出先からでも預けた服を確認できる
  • 季節の変わり目に「この服だけ返して」とピンポイントで取り寄せできる

といったメリットがあります。


出し入れは1点単位で自由にできる


たとえば、「来週結婚式があるからあのジャケットだけ取り出したい」といった場合でも、アプリからその1点だけ取り寄せ依頼ができます。
多くのクリーニング+保管サービスでは、預けた衣類は全てまとめて返却されるため、こうした柔軟な対応はできません。


保管期間が無制限、収納の“外部化”に最適

保管期間に上限がない


宅配型サービスは月額制のため、預け続ける限り保管が可能です。
「来年もこの服は着るか分からないけど、捨てたくない」という時にも、とりあえず預けておく選択ができるのは大きな利点です。


返却送料やオプション料金に注意

もちろん、メリットだけでなく以下の点には注意が必要です。

送料やオプション料金が加算される


クリーニングは1点ごとの料金、返却時にも送料が発生する場合があります(例:サマリーポケットはボックス単位で送料発生)。利用頻度が高い場合は、合計金額がかさみやすい点に注意が必要です。

収納できる量に限りがある

預けるボックスのサイズは限られており、かさばる冬物や型崩れしやすいアイテムは入りにくいことがあります。預ける前にボックスサイズと衣類の対応状況を必ず確認しておきましょう。

申し込み手続きがやや複雑な場合がある

クリーニングオプションは、申し込み時にしか指定できないことがあり、あとから変更できないケースもあります。


結論:宅配型は「管理性」と「柔軟性」に価値を感じる人向け

収納スペースをすっきりさせるだけでなく、

  • 手持ちの服をアプリで見える化したい
  • 必要な服だけ自由に出し入れしたい
  • 自宅に収納を増やせない代わりに、外部に持ちたい

といったニーズがある方には、宅配型サービスは非常に有効です。

目的別に選ぶ!おすすめの服の預け先サービス一覧

ここまで読んでいただいた方の中には、
「なんとなくイメージはつかめてきたけれど、結局どれを選べばいいの?」
と感じている方も多いかもしれません。

このセクションでは、読者の目的別に最適なサービスを整理します。ご自身の優先したいポイントに合わせて、どのサービスがもっともフィットするかを確認してください。


目的別おすすめサービス一覧

利用目的・重視ポイント向いているサービス主な理由
とにかくコストを抑えて預けたい白洋舎(季節保管)1着ごとの保管・クリーニング単価が最安水準。品質も安定
衣替えのタイミングでまとめて預けたいせんたく便フランス屋パック制で申し込みが簡単。返却時期も選べる
日常的に出し入れしたい・管理したいサマリーポケットminikuraアプリで写真管理。1点ずつ返却可能。見える化できる
収納を“外部化”して家をすっきりさせたいminikuraCARAETOAZUKEL保管期限なし。収納空間として使える
ブランド服・デリケートな衣類を預けたい白洋舎(プレミアム保管)素材に応じた高品質管理。1着ごとの丁寧な扱い

まとめ|クローゼットの外にしまえる場所を持つ暮らしへ

毎日の生活の中で、私たちが過ごす「空間のゆとり」は、思っている以上に心のゆとりにもつながっています。
パンパンになったクローゼットを目の前にすると、「片付かないな」「また服があふれてきたな」と小さなストレスが積み重なっていきます。

そんな時こそ、自宅の外に**“もうひとつのクローゼット”を持つという選択肢**があります。


サービス選びで失敗しないためのポイント

  • 衣替え時期にまとめて預けたいなら、コストパフォーマンスに優れたクリーニング+保管サービス
  • 手持ちの服をスマホで一覧管理しながら、必要な時に取り出したいなら、柔軟性の高い宅配型+オプションサービス
  • 長期的に使いたいなら、「保管期限なし」「アプリ管理」のある宅配型が有利。

どちらのタイプにもメリットと向き・不向きがあります。
大切なのは、自分の暮らしにとって何が必要かを見極めることです。


すっきりした家は、毎日を整える

収納スペースを見直すことで、暮らしの質が変わります。
「モノを減らす」のではなく、「モノの置き場所を変える」だけで、家の中に新しい余白が生まれます。

保管サービスは、ただの“外部収納”ではなく、暮らしの流れをスムーズに整えるツールでもあります。
今回の記事が、あなたにとってぴったりのサービスを選ぶ一助となれば幸いです。


参考リンク・申込ページ

サマリーポケット(公式サイト):
 ▶︎箱に詰めて送るだけで、お部屋スッキリ!|サマリーポケット

minikura(公式サイト):
 ▶︎ トランクルームより安く手軽に使える【minikura】

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この記事を書いた人

ガイドのひろです。私は、新築で購入した高層階のタワーマンションを2年で売却。売却益を加えて購入したマンションを4年で売却したのち、土地を購入して漆喰仕立ての3階建て注文住宅を建てました。
一生に三度の自宅購入の経験をもとに住まいと暮らしに関する情報をお届けします。

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